収益確保に向けたジャムと菓子の商品開発

オリジナルブランド「星のかくれんぼ」ジャムの製造 

星のかくれんぼ-00
[ 事業所名 ] 星のかくれんぼ
[ 所在地 ] 山口県下関市菊川町大字下岡枝1062
[ 電話番号 ] 083-287-3255 [ FAX ] 083-287-3255
[ URL ] http://www.kikusuikai.jp/
[ 種別 ] 就労継続支援事業所B型
[ 工賃 ]

実績
平成21年 7,781円
平成22年 7,836円
平成23年 8,493円

目標
平成24年 8,484円
平成25年 8,636円
平成26年 8,787円

事業内容

下請作業(自転車部品の組立、シール貼り、昆布巻き)
道の駅公衆トイレ掃除、ジャム・菓子の製造販売

取組前の状況・課題

平成20年4月に就労継続B型に移行しましたが、手芸品の販売や下請け作業だけでは収益の確保が難しく、又菓子工房で製造される菓子も生もののため、販売や回収、販路の確保が難しい、生産量も上がらず、売上増につながらない状況でした。

収益を安定させて、工賃を上げたいものの、収益の柱となる事業展開と生産量、生産能力を上げるための良い方法が見つからずにいました。

取り組んだこと

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菓子工房については、山口県障害者施設授産協議会のアドバイザー派遣事業を受け、ジャムの商品開発に取り組むことになり、山口県農林総合技術センターでジャム造りの指導を受け、又プロの方にもジャム造りの工程と味をチェックしていただき3種類のジャムを商品化することができました。

<アドバイザー派遣事業で行った内容>
1、事業の現状分析・問題点の把握
売上のキーポイント=菓子工房で収益の柱を作ること、パン、和菓子以外の商品で、周年製造でき、賞味期限の長いもの、品質が確保され、外部で販売可能なものを作ることが課題であった。

2、支援のテーマについて
ジャムの商品力強化、品質、価格、デザイン等総合的なリニューアル、専門家の指導が必要である、製造ノウハウは製造業に詳しい方に、ボトルデザイン、ラベル、パッケージなどはデザイナーに依頼をした。

3、ジャム製造販売について
・製品作りについて
デザイナーに、ボトルパッケージ、ラベル、しおり、セットのための箱のデザインをお願いした。また瓶の容量は140ml、種類は3種類=イチゴ、りんご、ブルーベリーに決定した。

・マーケティングについて
4P(製品、価格、販路、販促)についてブレーンストーミングを行いました。また、3種類とも同価格にするかどうか、瓶、袋、ギフトセットをそれぞれいくらに価格設定をするか等、アドバイスをいただきながら施設で検討するなどして、販売に至りました。

取組んでよかった点

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菓子工房ではジャムという核となる商品ができたことで、ジャムを使った菓子づくりへと広がりを見せ、以後の商品開発も概ね順調に進んでいます。菓子の売上も少しずつ伸びてきています。

うまくいかなかった点・課題

製造初期の段階では、しばらく保存していると、ジャムの色が変色してしまうなどの問題が起きました。

販売以外にも「他にジャムを活用してできることはないか」と思い、パンの素材としてジャムを使用できるか、パン工房に提案し試作をしていただきましたが、香料を使用していないので、加熱すると香りが飛んでしまい、又粘性がゆるいのでジャムパンの素材としては難しいとのことでした。パン工房の方からは、塗って食べていただく方がジャムの特性(芳醇な果実の香り)が活かせるのではないかというアドバイスをいただきました。

また、ジャム、菓子が手づくりであるため、一度にまとまった量を製造することが難しいというのが現状です。今後どのようにしたら生産量を上げていけるか、また販売戦略と販路拡大が今後の課題です。

今後の目標など

星のかくれんぼ-02ジャムだけではなく、ジャムを活かした菓子の商品開発も併行して行い、星のかくれんぼ応援隊(地域の方々をメンバーとした組織)や月1回の販売促進会議、地域のイベント等で新商品の試食会を開催して様々な意見を聞きながら少しずつ商品の数を増してきました。現在は、焼菓子11種類(菓子5種類、パウンドケーキ6種類)を製造販売しており、又道の駅から菊川町の特産品を使った商品開発の依頼を受け、取り組んでいるところです。

また、現在、菓子の商品は単品で販売していますが、販路を広げていくためにも詰め合わせ等のセット販売も考えています。また、新商品の開発と生産量を増やすための方法等を検討しながら、少しでも販路を広げて工賃向上につながるよう努めていきたいと考えています。

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